ダッフルコートとは
ダッフルコートとは、オランダやベルギーなど北欧の漁師たちが防寒用オーバーコートとして利用していたコートが発展したものです。
ダッフルはその地名で、厚手のウールなどの毛織物でできた、非常に防寒性の高いコートです。
その後、イギリス海軍の軍服として用いられたことで一般的なコートとして発展してきました。
主な特徴は、フードがついていることと、ボタン止めではなく、トッグルという動物の角や木片から作られた浮き型の素材をロープにかけて止めるようになっている形状で、これは極寒の中で手袋をしたままでも着脱ができるよう工夫されたデザインです。
比較的ファッションを選ばず、どんな服装にでも合わせることが出来、フードやボタンの形状が若々しい独特な雰囲気を持っていることもあり、一時期は日本でも特に学生の間で大流行しました。
気候の厳しい北欧の漁師が利用するほど防寒性に優れていることと、軍隊でも利用されるほど機能性が高いこともあり、比較的流行にとらわれず利用されることの多いコートの一種です。
ただ、フード付きであることからサラリーマンなどが外套として着用するには向いておらず、また、年齢的にもある程度若年層向きのファッションと言えます。
形状的には男女ともに着用出来るタイプで、色や素材によっては若々しくかわいらしく見せることもできるでしょう。
最近では、防寒目的を度外視してファッション性だけを追求したフリースや化学繊維などの薄手のダッフルコートも販売されるようになりました。
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